仕事で学んだことを活かして名人になった話

仕事で学んだことを活かして名人になった話

この記事は エンペイアドベントカレンダー 23日目の記事です
※念の為記載しておきますが、内容はネタです。エンペイがやばい会社ではないということは予めご理解ください。

こんにちは。株式会社エンペイでプロスピ部(正式名称:プロ野球スピリッツA部)という部署のマネージャーをやっている袴田と申します。兼務もしており、ビジネス側のマネージャーも並行してやっています。

今回は兼務先であるビジネス側の仕事で学んだことを本業であるプロスピ部に活かした結果、実績をぐんぐんと伸ばすことができたという、兼業によるシナジー効果について記載しようと思います。

プロスピ部とは

プロスピとは

周知の事実なので割愛しようと思いましたが、一応記載しておきます。

プロ野球スピリッツA(プロやきゅうスピリッツエース)は、Appストア、Google Playストア、Amazonアプリストアより配信されているスマートフォン専用のプロ野球ゲーム。略称は『プロスピA(プロスピエース)』。制作会社はコナミデジタルエンタテインメントで、同社から発売されているプロ野球ゲームシリーズ「プロ野球スピリッツ」のモバイルゲーム版であり、3D技術を用いた選手のリアルな再現を特徴としている。 試合・イベントの報酬として与えられる「契約書」や「スカウト」などから獲得した選手を、試合などを通して強化し、ひいてはチームを強化するのがこのゲームの目標である。コンピュータと対戦する「Vロード」「試練」「チャレンジカップ」、毎週開催される自動試合対戦「リーグ戦」、自操作による他ユーザーとのオンライン対戦「リアルタイム対戦」にてユーザーが作ったチームによる対戦が行われる。
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出典:Wikipedia

プロスピ部の組織構成

本題に入る前にエンペイの組織構成を明示してプロスピ部の特徴を押さえていただこうと思います。

下記図1のとおり、エンペイは機能別組織型をとっているのですが、プロスピ部だけ少々組織デザインを変えております。

大きな特徴として、「ホラクラシー型組織である」点が挙げられます。

図1
図1

ホラクラシーと言っても様々な定義や説がありますが、プロスピ部においては、

  • 階級や階層が存在しない
    • ただし、部長・マネージャーという肩書きは対外的にイメージをしやすくするためにつけております。
    • 私はマネージャーですが、誰もマネジメントしていません。
  • 階層はないものの、必要に応じてチームやPJTは組成し、メンバーの誰かはリード役になる

という点を踏襲しております。

現状プロスピ部においては3チーム体制で動いています。 図2のとおり、各チーム2〜3名ほどの体制で運営していますが、行き来は自由という非常に裁量のある運営体制をとっております。

図2
図2

リアタイにおける格付け

ようやく本題に入りますが、私はリアタイ(リアルタイム対戦)チームに所属しており、日々研鑽を積んでおります。

リアタイは全国のリアタイを生業にしている方々と戦うことができる”ランク戦”や選手の制限などの一定度のルールがある”〇〇大会”などがあり、そこを勝ち抜いたり上位に入ることで階級やリボン(優勝カップ的なものという認識でOKです)などを手に入れることができます。

今回の記事は”階級”にフォーカスしており、兼務先で学んだことをフルに活かして、リアタイを始めて約4ヶ月程度で名人階級まで上がった話を取り上げます。

(打率は大体4割5分、防御率は1.1程度です。)

厳密には一番左の〇〇ランク と右二つの階級は全く別の概念ですが、初心者向けにわかりやすくこのような図にしています。ランクも階級も各々一定期間でリセットされるため、プラチナランク2の達人1位なども存在します。
厳密には一番左の〇〇ランク と右二つの階級は全く別の概念ですが、初心者向けにわかりやすくこのような図にしています。ランクも階級も各々一定期間でリセットされるため、プラチナランク2の達人1位なども存在します。

名人になるための戦略

学んだこと1:採用が組織を飛躍させる道である

私が所属しているスタートアップ界隈であっても、どんなに大きな大手企業であっても、偉大な経営者の方々が口を揃えて言うことは、「最も注力すべきなのは”採用”である」ということです。

プロスピにおいては、プレイヤー自身がFounderでありCEOです。世の中にはCEOの力で一気に成長する企業ももしかしたらあるかもしれませんが、ほとんどの企業や組織はCEOの力(プロスピで言うならリアタイの操作技術)だけでは力不足でメンバーの力に頼らざるを得ません。

プロスピでも言うに及ばず、優秀でビジョンに向かって一緒に動いてくれるメンバーを採用していくことが飛躍的に実績を伸ばしていく第一歩です。

プロスピにおける採用・組織形成の手段は「ガチャ」のみです(イベントでのチケット獲得もありますが、大体それも運が絡んできます)。スカウトサービスもありませんし、エージェントさんもいません。ただし、母集団形成だけやれば、内定承諾率は100%であるため、見極めが非常に重要になってきます。

はいここで読者の皆さんの気持ちを代弁しましょう。「広角アーチ取っとけばいいんでしょ」 容易に想像できる言葉ですね。

これは合っているようで個人的には微妙だと思っています。企業の採用でスキルだけ高い人を採用するでしょうか。もちろん否ですね。一緒にビジョンに向かって走れると心の底から思えるメンバーを迎え入れましょう。ちなみに言っておきますが、広角アーチを否定しているわけではありません。自分の好きな選手をしっかり極めて使っていけば、モチベーションも上がり、ランク戦の数も増え、自ずと勝利を積み重ねられるという意味です。

私はその観点で、広角ライドラの近藤選手を重宝しています。「広角ライドラ」もスキル重視だろと仰る方々もいらっしゃるかもしれませんが、私は純粋に近藤選手が日ハム時代から好きなのです。称号もつけています。

1週間ほど、仕事以外の時間をほぼ全てプロスピイベントに費やし獲得した高橋由伸選手。ちなみに自分は普通にプロ野球ファンであり、高橋由伸選手の大ファンでもあるので感慨深い。由伸選手のフォーム、そしてホームランの弾道は美しいです。
1週間ほど、仕事以外の時間をほぼ全てプロスピイベントに費やし獲得した高橋由伸選手。ちなみに自分は普通にプロ野球ファンであり、高橋由伸選手の大ファンでもあるので感慨深い。由伸選手のフォーム、そしてホームランの弾道は美しいです。

学んだこと2:戦略とは「やらないことを決める」ことである

私の兼務先であるビジネス側の部署で昔上司だった方に言われた言葉があります。

それは「戦略とはやらないことを決める」ということです。

私が入社した時のエンペイはマーケチームも企画チームもそのほか諸々今はあって当たり前のものがほとんどなく、まさに「やりたいことが無限にある」状態でした。

ただし当時はSalesとSupport以外の物事を実行するメンバーは私とその上司しかおらず、リソース的に全てを実行することは不可能でした。

加えてやりたいことは全て難易度も高く、自分の専門外のことも本当に多くあります。優先順位づけをしようにも事象が多すぎて頭がこんがらがる。その時に必要なのは事象をシンプルにすることです。

まずは確実にできないことを切る。重要な事柄でもやれないのであれば進捗は0です。まずはこれを切ります。そして今じゃなくても良いことも切る。重要度とも言い換えられますが、重要度とは別に今やらなくていいものって様々な場面であります。

このようにやらないことを決めていくことで自ずと優先順位をつけるための「やるべきことリスト」がシンプル化され、大切な実行フェーズに移すことができます。

では、本題にいきましょう。プロスピの打撃です。

打撃をしている時に絶望するシーンは多々あると思いますが、大型契約で話題の大谷選手などが大会で出てきた時などはやはり絶望します。

160キロを超えるフォーシーム、スピード感のあるツースプコンボ、曲がり幅の大きいS球種スライダー、ジャイロスプリットにナックルカーブなどキリがないです。

本当は全部打てるようになるのがベストなのですが、なかなか今の実力では厳しいものがあるので、まずは「やらないこと」を決めます。

私は左バッターを比較的使うことからSスライダーを内角でストライクからボールになるような使われ方をされるケースが多いです。ただ、それを打ってもどんづまりになりますし、外角からストライクに入るスライダーを使われるケースは稀です。そのため、左バッターの時は基本スライダーは見逃しツースプ系統を狙うようにしています。比較的ナックルカーブは反応打ちができるため、ツースプ狙いで最近は大谷選手も比較的4割程度は打てるようになってきました。

打撃練習の画像で恐縮ですが、大谷選手のこの画像を見るだけで震え上がります。WBC イタリア戦の画像ですかね?ただ、一番苦手なのはメルセデス投手です。理由はやらないことを決めづらい選手だからですね。
打撃練習の画像で恐縮ですが、大谷選手のこの画像を見るだけで震え上がります。WBC イタリア戦の画像ですかね?ただ、一番苦手なのはメルセデス投手です。理由はやらないことを決めづらい選手だからですね。

学んだこと3:GRIT 徹底してやり切れ

これはエンペイだけでなく今まで在籍していた企業、今まで経験してきた事柄全てから学べたことですが、GRIT つまりはやり切る力は本当に重要です。

GRITはGuts(度胸)・Resilience(復元力)・Initiative(自発性)・Tenacity(執念)からくる複合語で、目標に向かってやり切る力のことを指していますが、自分は徹底して一つのことをやり切るということもGRITに近い概念として、セットで意識しています。

特に戦術の実行フェーズにおいて、ちょっとダメだったらすぐにその戦術を変えたくなるということはよくあると思います。すぐに撤退できる、ピボットできる力も重要ではあるのですが、まだ分析もできないくらいの実行数だったり、N数が少なすぎてその時の環境に結果が依存してしまったりとやりきれなかった時の弊害も多々あります。

そのため、撤退ラインはもちろん決めておくものの、そのラインまでは徹底してやり切る、諦めずに頑張るというのは月並みな言葉ですが、非常に重要だと思っています。

さて、本題です。プロスピの投球です。

配球はまさにプロスピの、そして野球の醍醐味であり、戦術が最も色濃く反映される場面です。 私は最近上沢選手を獲得したので、極めてはいないもののローテに入れて使ってみています。

上沢選手といえば固有フォーク・シリ2でDになったツーシーム・ほぼ曲がらない見せ球の高速シンカー・ナックルカーブなどを混ぜた、まさに配球で化ける面白い選手です。

自分はツーシーム・フォーク・高速シンカーを高めで見せていく配球が刺さると思い、起用をしていたのですが、そのタイミングで猛者(リアタイ上位勢のこと)の方々によくあたり、死ぬほどホームランを打たれました。

初日心が折れかけ、上沢選手から床田選手にローテをスイッチしそうになりましたが、「本当に自分はやり切ったのか?選手(メンバー)のせいにしていないか?」と自問自答し、少なくとも1週間は上沢選手を起用することに決めました。

そのあとは、上沢選手の使い方にも慣れてきて、かつ刺さりポイントがお相手によって異なるということも判明してきました。(高速シンカーに手を出す人もいれば、フォークが全然ダメという人もいる)

刺さりポイントが見つかったら、これも徹底的にやり切ることを意識します。どうしても同じ球種の連投は慣れられてスタンドに持っていかれるケースもあるため恐怖感との戦いになりますが、ゾーンを変えて出し入れをしていけば、その刺さりポイントは1試合はなんとか耐えることができます。(※猛者除く)

選手起用(配球戦略含む)においても、1試合ごとの配球の見極めにおいても、徹底的にやり切る精神は大切です。

上沢選手の高めツーシームは固有フォークと間違えて空振りを取りやすいです。ただし、名人帯以上は全くと言っていいほど振ってくれないため、高速シンカーを混ぜたり、ゾーンとタイミングを変更したり、駆け引きが重要になります。
上沢選手の高めツーシームは固有フォークと間違えて空振りを取りやすいです。ただし、名人帯以上は全くと言っていいほど振ってくれないため、高速シンカーを混ぜたり、ゾーンとタイミングを変更したり、駆け引きが重要になります。

まとめ

結果

名人になることができました。この記事を書く2週間ちょっと前に名人九位になっているようですが、今は名人七位まできました。まずは打率5割安定&名人五位を目指します。

メンバーからも祝福の声が届く。本人の強い希望により、名前は非公表。プロスピ部は他の部署と比較しても品行方正なメンバーが多く、祝福してくれたこのメンバーもちゃんとさん付けをしている。
メンバーからも祝福の声が届く。本人の強い希望により、名前は非公表。プロスピ部は他の部署と比較しても品行方正なメンバーが多く、祝福してくれたこのメンバーもちゃんとさん付けをしている。

総論

仕事で学んだことは意外な場面で役立ちます。

ちゃんと仕事して、スキル高めていきましょう。

明日のアドベントカレンダーはめもりー氏です。

この空気感を一変してくれる記事を期待しています。