はじめに
株式会社エンペイでプロダクトデザイナーをやっている 本田です。
この記事は エンペイ Advent Calendar 2023 の 12/11 分の投稿です🍗
今年を振り返りながら、どんな年だったかを考えてみると、以前とは異なり、デザイナーの体制やチーム構成に焦点を当てることが多かった1年でした。
デザインチームが大きく変わった年に
私自身社会人になって7年、これまでは自分が作ったデザインや大きいプロジェクトに参画できたかが自分の中で優先度が高く、いわゆるデザイン組織作りについて考えたことはありませんでした。
今年、デザイナーの中で最も在籍歴が長くなったことから、デザイナーが仕事しやすい環境や、どのようなデザイナーが会社やエンペイのメンバーにとって理想的かについて考える一方で、各デザイナーが持つ独自のクリエイティビティと付加価値を最大限に引き出す方法にも思いを巡らせていました。
特に今年はデザインチームの構成が大きく変わり、新たな一歩を踏み出した年でした。
初めてコミュニケーションデザイナーを採用し、これまでのスポットでのデザイン業務の枠を超えて、フルタイムでコミットしてくれる仲間が加わりました。
新しいメンバーが加わることで、デザイン業務だけでなく、マーケティングやコミュニケーション全般においても柔軟かつクリエイティブなアプローチが生まれ、これが会社全体の成長に寄与しているなと感じています。
デザイン業務のメンタルブロックを外したい
新しいメンバーが加わったことで、実はコミュニケーションが不足していたことにも気付かされた年でした。
今まではスポットでデザイン業務を業務委託の方へ依頼していたため、社内メンバーからすると依頼のハードルが高くなってしまっていました。業務委託の方も、エンペイの求めるデザインクオリティがよくわからず、要件は満たすことはできても+αの提案はしづらい状況だったと思います。
これからは、0→1を生み出すフェーズではなく、デザインクオリティを向上させる方向に進みたいと考えています。
そして、リソースが不足した際にも外部委託者に協力いただけるように、「エンペイらしさ」を具体的に明確にし、どのようなお客様にアピールし、どのメディアを活用して伝えるかに関する知識を蓄積していくデザイン組織を目指します。
また、HRチームや飲み会隊長のおかげで、推奨出社日ができて、部署を横断した会話が増えたことで、以前よりも情報共有の機会が増えました。これがデザインにおいてもよりフラットなコミュニケーションが促進されたらいいなと期待しています。
デザイン組織の展望
コミュニケーションデザイナーとプロダクトデザイナーのコミュニケーションについても考えるようになりました。
現在は2人体制であり、密にコミュニケーションを取っているので課題はないですが、将来的にはデザインチームとしてのビジョンをつくったり、お互いの考えを共有する場は継続的に必要だと思っています。
特にプロダクトデザインはPdMやエンジニアと協業しながら作っているので「何をしているのかわからない」と他のチームから言われることが多くなる傾向があると感じているので、コミュニケーションデザイナーに対しても社内への情報共有は今後も課題だと思っています。
最後に
リーダー職ではないですが、デザイン組織のあるべき姿に想いを馳せた1年だったので、今考えていることをまとめました。
デザイン組織作りが最終的にはブランドやユーザー体験を向上させる役割を果たせるようになるといいなと思っています。これからもチームとして、そして個々のデザイナーとして、来年もさらなる挑戦と成長ができる年にしたいです。
明日はenpayウォレット事業責任者の中澤さんが書きます。お楽しみに🎅